ヒーリング

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ヒーリング

ヒーリングについて

◆概要

「ヒーリング」は、国際標準化機構(ISO)、航空宇宙団体(LOTAR)、ドイツ自動車工業会(VDA)など国際的に評価が高いバイナリー解析技術により、ダイレクトに大容量3Dデータ(インプット情報)を読取ります。読みとられた3Dデータに対し、再トリム計算によるエッジ誤差を補正します。シェル要素やソリッド要素は、3次元CAD固有のトレランス内のエッジ誤差に収まり、フェイスの集合体を表現しています。このトレランスは3次元CAD毎に違うため、そのまま中間フォーマットを介して変換した場合は、変換トラブル原因になります。「ヒーリング」は、トレランスを変換先CADシステムに合わせて位相(B-Rep)の再計算によりエッジ誤差を補正します。3D図面の場合はトレランスは、0.02mmです。従ってこの「ヒーリング」では、サーフェイスの変更は行わないため元面を保持します。この特殊な技術は、Advanced Repair Technology(ART)と呼ばれており、ロッキードマーチン社のF35の多国籍、マルチCAD設計環境の変換・修正エンジンとして使用が義務づけられています。修正された3Dデータは、フェイスが乗っている元面の変更がないためアセンブリ等の拘束が可能です。修正された3Dデータは、「3Dデータ変換」により任意のフォーマットに保存します。「ヒーリング」は、「3Dバッチ処理」に対応しています。この「3Dデータ変換」は、ISOの「CADデータ長期保存」に実務展開エンジンとしてPDQ-Sの開発に協力した国際標準のソフトウェアです。


◆ 「ヒーリング」の特徴

✔ 人工知能による最適解で位相を修正


◆ 「ヒーリング」のビデオ

「ヒーリング」の特徴は、サーフェスは変更せずにトリムラインの修正により、フェイスの輪郭線を修正し周辺フェイスと接合させます。この方法は、CADで不正面をトリム解除して再トリム計算を行うのと同じ方法です。「ヒーリング」は、その再トリム計算を瞬時に行います。また下図のように穴が開いた形状は、周辺フェイスをヒーリングすることでトリム可能な範囲までフェイスを寄せてきます。「ヒーリング」は無理をしてフェイスを寄せませんので、寄せきれない部分は再度周辺フェイスをヒーリングします。「ヒーリング」は、社内の設計資産を未来に繋げる重要な機能ですので、どのように修正するのか十分に確認する必要があります。ロッキードマーチン社のF35開発プロジェクトは、マルチCAD環境で行われるため、プロジェクトで3D Evolutionを使用することが説明されています。今後、50年以上のメンテナンスを行うためには、バイナリー解析技術、完璧なヒーリング技術が必要です。



◆ 「ヒーリング」のインプット情報

「ヒーリング」は、3Dデータ変換に必ず必要な機能です。入力されたB-Repの誤差を指定されたトレランス以内に収まるようにフェイスエッジを自動修正します。この「ヒーリング」は、3Dデータに悪い影響を全く与えません。「ヒーリング」は、よく「3Dバッチ処理」「3Dデータ変換」に組み込まれて綺麗なB-Repを計算します。処理スピードは非常に高速です。ドイツ自動車工業会(VDA)の3D図面や航空宇宙団体(LOTAR)の「CADデータ長期保存」で運用されています。下記表のリストは、一般的なフォーマットを記載してあります。

インプットデータ 拡張子
3DXMLデータ *.3dxml
Acisデータ *.sat
*.sab
CATIA V5データ *.CATProduct
*.CATPart
CATIA V6データ *.3dxml
Creoデータ *.asm
*.prt
*.xas
*.xpr
*.neu
iCADデータ *.x_t
*.x_b
IFCデータ *.ifc
IGESデータ *.iges
*.igs
Inventorデータ *.iam
*.ipt
JTデータ *.jt
NXデータ *.prt
Parasolidデータ *.x_t
*.x_b
*.xmt_txt
Solid Edgeデータ *.par
*.asm
*.psm
SolidWorksデータ *.sldasm
*.sldprt
*.asm
*.prt
STEPデータ *.step
*.stp
*.stpx
*.stpZ