モデリング

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モデリングについて

「4D Additive」では、ユーザーはボタンを押すだけで、肉厚を自由に設定してモデルをくり抜くことができます。この方法により、材料の節約と熱入力の削減が可能となります。凝縮ゾーンテストによって特定された充填領域を除いて、質量と熱入力を減らすことができます。

くり抜かれたモデルは、さまざまなサイズの格子パターンで埋めることができます。計算はマルチプロセッサを使用して高速に行われます。この場合、元のジオメトリには機能領域などの事前に定義された領域が残り、その他の領域はラティス(格子)構造で置き換えることができます。ラティス領域の塗りつぶしには、ハニカム、オクテット、中心点など、さまざまなパターンを選択できます。モデリング
このような機能は、デザインの自由度を高めるだけでなく、材料の効率的な利用と製造プロセスの最適化にも貢献します。また、異なる格子パターンを使用することで、製品の特定の要件や制約に対応することも可能です。

これにより、より軽量で強度のある部品や製品を作成することができるだけでなく、製造コストや生産時間を削減することもできます。さらに、特定の領域において機能性を維持しながら材料の節約を実現することができます。

このような機能は、アドバンストな積層造形技術において、設計と製造の柔軟性を向上させ、効率的な部品や製品の生産を可能にします。


◆ モデリングの特徴

- 加法格子による形状の強化と軽量化

- 大きな部品のカットと接合部分の自動生成

- ダイレクトモデリングによる形状変更


◆ 軽量化を行う加法格子(ラティス)機能の動画

加法格子(かほうこうし)は、数学の概念であり、具体的には順序理論の一部です。まず、格子という概念を定義し、その後で加法格子の概念について説明しましょう。

格子(こうし)は、すべての要素のペアに対して一意の上限(上界)と一意の下限(下界)が存在する、部分順序集合のことです。言い換えると、格子内の任意の二つの要素に対して、それらの最小の上限と最大の下限が一意に存在するということです。

次に、加法格子は、格子に加法という追加の演算が定義されているものです。加法演算は、格子構造内で特定の性質を満たします。具体的には、加法格子内の任意の二つの要素 a と b に対して、以下の性質が成り立ちます。

閉性:a + b と表される a と b の和も、格子の要素です。
● 結合法則:任意の三つの要素 a、b、c に対して、(a + b) + c = a + (b + c) が成り立ちます。
● 可換性:任意の二つの要素 a と b に対して、a + b = b + a が成り立ちます。
● 単位元:格子内に要素 0(通常はゼロ要素または加法単位元と呼ばれます)が存在し、任意の要素 a に対して、a + 0 = a が成り立ちます。
● 逆元:格子内のすべての要素 a に対して、要素 -a(通常は加法逆元と呼ばれます)が存在し、a + (-a) = 0 が成り立ちます。

これらの性質によって、加法格子が定義されます。加法格子は、格子の構造と追加の加法演算を組み合わせたものです。この概念は、抽象代数学の研究や、代数幾何学や格子理論を含む数学のさまざまな分野で応用されています。



◆ 大きいデータの切断機能の動画

「4D Additive」は、3Dプリンターで大きすぎるコンポーネントを分割して造形することは可能です。以下に、分割方法と結合方法の一般的な手順を示します。

1.モデルの分割:
大きなモデルを分割するために、T字型、アリ溝型、パズル型などのさまざまな方法を使用できます。適切な分割パターンを選択し、モデルを複数のパーツに分割します。この時、分割平面の位置を定義します。一般的には、分割面はモデルの強度や外観に影響を与えないように配置する必要があります。

2.造形:
分割された各パーツをそれぞれ造形します。各パーツは、3Dプリンターの設定スペースに収まるサイズで印刷する必要があります。印刷には、適切な素材や印刷設定を使用します。

3. 結合:
造形が完了した後、各パーツを結合して1つの完全なモデルにする必要があります。結合にはいくつかの方法があります。

● 接着剤:
3Dプリントされたパーツを接着剤で接着する方法です。適切な接着剤を使用し、パーツを固定します。接着剤の乾燥時間に注意してください。

● ピン/スロット結合:
パーツにピンやスロットを設計し、それらを組み合わせる方法です。ピンとスロットの形状やサイズを適切に設計することで、パーツを確実に結合することができます。

● ネジ/ボルト結合:
パーツにネジ穴やボルト穴を設計し、ネジやボルトを使用して結合する方法です。適切なサイズと適切な締め付けを使用して、パーツを確実に結合します。

結合方法は、モデルの設計や使用目的に応じて選択する必要があります。分割したパーツが完全に結合し、安定していることを確認してください。また、モデルのデザインや分割パターンの選択には、補強やサポート構造の追加も考慮する必要があります。

注意点として、分割面や結合方法によっては、モデルの外観や機能に影響を及ぼす可能性があります。デザインや使用目的に応じて、分割と結合の方法を慎重に選択してください。また、分割されたパーツが造形可能なサイズであることも確認してください。